「水に流す」意味と使い方: 英語の「water under the bridge」とは?

「water under the bridge / 水に流す」のイメージである、水と橋 ビジネス英語

英語の「water under the bridge」を聞いたことがありますか?直訳すると「橋の下の水」となりますが、実際には「過去のこと」や「水に流す」という意味で使われる表現です。橋の下を流れる水は、過去の出来事を象徴しており、今はもう重要でないことを示します。この表現は日常会話やビジネスシーンで幅広く使われており、相手との関係を良好に保つために役立つフレーズです。

このブログでは、「water under the bridge」の意味や使い方をわかりやすく解説し、日常会話やビジネスシーンでの具体的な例もご紹介します。さらに、類義語についても触れて、英語表現の幅を広げるお手伝いをしますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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water under the bridgeの意味

さっそく辞書で意味を確認しましょう。

used to say that something happened in the past and is no longer important or worth arguing about
過去に起こったことで、もはや重要ではない、または議論する価値がないことに対して使う

Merriam-Webster

日常会話で役立つ「water under the bridge」例文

  • (a): You know, I’m really sorry that I broke my promise the other day. 
    (b): Water under the bridge.
    (a): 先日は約束を破ってしまって本当にごめんなさい。
    (b): 過ぎたことだからいいよ。

  • (a): I’m sorry about what I said to you the other day. 
    (b): Don’t worry about it anymore.  It’s water under the bridge.
    (a): 先日言ったことはごめんなさい。
    (b): もう気にしなくていいよ。水に流そう。

  • We had our disagreements in the past, but that’s water under the bridge now.
    我々は過去に意見の相違があったが、過ぎ去ったことだ。

  • My husband had an affair with his colleague, but it happened a long time ago.  It’s all water under the bridge.
    夫は同僚と不倫をしていたのよ。でも、もう昔のことだから、全て水に流したわ。

ビジネスシーンで役立つ「water under the bridge」例文

  • I understand that there were issues with the previous contract, but that’s water under the bridge now. Let’s focus on finalizing the new contract that we can both agree on.
    以前の契約に問題があったことは理解していますが、それはもう過去のことです。双方が合意できる新しい契約の最終調整に注力しましょう。

  • (状況:価格戦略について社内で意見の相違があったことを認めつつ、それを過去のこととして水に流し、来年に向けて目標を一致させようという趣旨のメール)

    The disagreement over the pricing strategy is water under the bridge. Let’s focus on how we can align our goals for the next year.
    価格戦略についての意見の相違は過去のことです。来年に向けて目標を一致させる方法に集中しましょう。

  • Regarding the earlier issues with the quality of our products, they are all water under the bridge now. Please rest assured that we can guarantee the quality of our current offerings.
    以前の製品の品質に関する問題はすべて過去のことです。現在の製品に関しては品質は保証しますのでご安心ください。

類義語

  • let bygones be bygones 「水に流す」
    If you are willing, I’m willing to let bygones be bygones.
    君さえ構わなければ、過去のことは水に流すことに異存はないよ。

    参考 「bygone」は「過去の出来事」の意味で、複数形が「bygones」。直訳では「過去のことは過去のことにしよう」。やや重みのある言い回しとして、特に文語的な文章やスピーチで効果的です。

  • forgive and forget 「水に流す」
    I really do want to move on, but I just can’t forgive and forget that you tried to humiliate me in front of others. 
    本当は前に進みたいけど、あなたが皆の前で私に恥をかかせようとしたことが許せないの。
  • bury the hatchet 「和解する」、「仲直りする」
    They finally buried the hatchet after years of quarreling.
    何年にもわたる口論の後、彼らは仲直りした。

    参考「bury」は「ベリー (béri)」と発音。「bury the hatchet」直訳では「斧を埋める」という意味。ネイティブアメリカンの間では、武器である斧を埋めることで、闘いの意思がないことを示したそうです。友人同士の会話から、政治的な和解を示す場面まで幅広く使用可能です。

  • put the past behind one 「過去と決別する」
    You can’t go back and change things. You just have to put the past behind you.
    過去は変えられないよ。過去は過去と割り切るべきだよ。

  • start over with a clean slate 「一からやり直す」
    She decided to start over with a clean slate by moving to a new city and beginning a new chapter in her life.
    彼女は新しい街に引っ越して、人生を一からやり直すことに決めた。

    言葉の成り立ち 「slate (石板)」は、昔の教室で生徒一人一人に配られた小さな書き込み板で、チョークで書いた内容を水で簡単に消すことができました。この「clean slate (きれいな石板)」は、過去の内容をすべて消して、新たにスタートを切ることを意味します。

まとめ

「water under the bridge」は、過去のことはもう気にしないで前に進もう、という意味のフレーズです。日常会話でもビジネスシーンでも、過去の問題を水に流すときに使えます。似たような表現に「let bygones be bygones」や「bury the hatchet」などがありますが、どれも過去を忘れて新たなスタートを切る手助けになりますよ。ぜひ使ってみてくださいね!

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