「on second thought / よく考えてみると」の意味と使い方

「on second thought / よく考えてみると」のイメージである考える人 ビジネス英語

on second thought」は直訳すると「二度目の考え」となりますが、実際には「よく考えてみると」、「考え直したら」、「やっぱり」といった意味で使われます。このフレーズは、最初に決めたことに対して再考し、意見や決定を変更する際に用いられます。

アメリカ英語では「on second thought」と単数形で使用され、イギリス英語では「on second thoughts」と複数形が一般的です。

このブログでは、「on second thought」がなぜ「再考後」を意味するのか、その背景にも触れていきます。例文は、日常会話とビジネスシーンでの具体的な場面をイメージしています。また、類義語も含めて解説しています。ぜひ最後までご覧いただき、実際に使ってみましょう。

スポンサーリンク

on second thoughtの意味

さっそく辞書で意味を確認しましょう。意味はずばり「再考した後」です。

after reconsideration
再考後

Collins

なぜ「on second thought」が「再考後」を意味するのか

「on second thought」というフレーズは、直訳すると「二度目の考え」となりますが、実際には「よく考えてみると」、「考え直したら」、「やっぱり」といったニュアンスで使われます。では、なぜこのフレーズがそのような意味を持つのでしょうか?

この表現が使われる背景には、決定や意見を変えるプロセスがあるためです。最初に何かを決めたり意見を持ったりした後、改めて考え直すことで、その結論が変わることがあります。この「再考」のプロセスが「second thought」、つまり「二度目の考え」と表現されるのです。簡単に言えば、最初の考えが不十分だったと感じたときに、新たに別の考えを加えることで最終的な結論が変わる、このような再考のプロセスを示しています。よって、「on second thought」は「二度目の考え」から「再考後の考え」へと変化し、「考え直したらやっぱり」といったニュアンスになります。

日常会話で役立つ「on second thought」の例文

  • Hello, I’d like a coffee, please.  Actually, on second thought, I’ll have a latte.
    コーヒーをください。やっぱり、カフェラテにします。

    参考 日本でもカフェラテのことをラテと言うように、英語では単に「latte」と言います。

  • I was going to go to the mall today to buy a new bag, but on second thought, it might be cheaper to order it online.
    新しいバッグを買いにショッピングセンターに行く予定だったけど、考えてみると、ネットで買った方が安いかもしれないわ。

  • I was going to go hiking in the woods, but on second thought, I’d rather stay home and watch a movie.
    森にハイキングに行こうと思ったけど、やっぱり家で映画を見ようと思う。

    参考 「~しに行く」は「go + 動詞 ing」で表せます。「go shopping (買い物に行く)」、「go fishing (釣りに行く)」、「go swimming (泳ぎに行く)」などがあります。
    参考 「would rather」の基本的な意味は「どちらかといえば~したい」、「むしろ~したい」です。会話では短縮された「I’d rather」の形でよく使われます。

  • Actually, I declined at first, but on second thought, I decided to accept the offer.
    最初は断ったけど、よくよく考えて、そのオファーを引き受けることにしたよ。

ビジネスシーンでの「on second thought」 の例文

  • On second thought, we decided to go with the forwarder that provided the lowest quote.
    再考した結果、やはり見積り料金が一番安かったフォワダーを選ぶことにしました。

  • We proposed a 30 days net payment term, but on second thought, extending it to 60 days net might be more beneficial from the client’s perspective.
    最初は30日後払いの条件を提案しましたが、よく考えたら、60日後払いに延長する方がクライアントの視点から見てより有益かもしれません。

  • We initially decided to order 1,000 units, but on second thought, we will increase the order to 1,500 units to meet the higher demand.
    最初は1,000台の発注を決めましたが、やはり、需要が高まっているので1,500台に増やすことにします。

  • We were planning to ship the goods by sea, but on second thought, since our stock is running low, we’ll use air freight.
    最初は海上輸送を予定しましたが、よく考えたら、在庫が減っているので航空輸送にします。

  • We scheduled the delivery for the end of the month, but on second thought, an earlier delivery date would be more beneficial to our client. I will reach out to them to see if we can move up the delivery date.
    最初は月末の納品を予定しましたが、よく考えたら、早めの納品の方がクライアントにとって有益かもしれません。納期を前倒しできるかどうかクライアントに確認してみます。

類義語

  • have second thoughts 「再考する」、「決心がつかない」、「二の足を踏む
    You’re not having second thoughts about working there, are you?
    そこで働くことを迷っているんじゃないよね?

    Olivia is in love with Ian, but she has second thoughts about marrying him.
    オリビアはイアンを愛しているが、彼との結婚に決心がつかない。

    There is not a woman who doesn’t have second thoughts before getting married.
    結婚前に迷いを感じない女性はいない。

    参考 「have second thoughts」のイディオムはアメリカ英語、イギリス英語ともに複数形のthoughtsを使います。

  • give a second thought 「注意深く考える」、「再考する」
    He didn’t give a second thought to spending $100 on a bottle of wine.
    彼はワイン1本に100ドル使うのを躊躇しなかった。

    参考 否定形でよく使われます。

  • without a second thought 「よく考えずに」、「 何のためらいもなく」
    Though the job market was tough, he handed in his resignation without a second thought.
    求人市場は厳しかったが、彼はためらいもなく辞表を提出した。

まとめ

今日は「on second thought」の意味について、「よく考えてみると」、「考え直したら」、「やっぱり」といった使い方を解説しました。また、日常会話やビジネスシーンでの具体的な使用例も紹介しました。さらに、類義語を覚えることで、表現の幅を広げることができます。ぜひ、さまざまな場面で使いこなしてみてください。

タイトルとURLをコピーしました