「本日は退社しました」は英語でどう表現すればよいのでしょうか?
ビジネス英語でこのフレーズを伝えたいときは、「He has already left for the day. 」 がよく使われます。この表現は「今日の勤務を終えて帰宅した」(在籍はしている) という意味です。
一方、「left the company 」 (退職した) とは意味が異なるので、使い分けには注意が必要です。
海外からの電話対応などで、「今日はもう帰宅しています」と丁寧に伝えたい場面はよくありますよね。本記事では、そんなときに使える自然な英語表現や、退職を意味する言い方との違いをわかりやすくご紹介します。
「退社しました」(在籍はしている)の英語表現と使い方
「退社しました」の基本英語表現
下記フレーズは電話対応や来客対応などで「今日はもういない」と伝える際に最も自然で誤解のない言い回しです。
- He has already left for the day
- 意味:今日の勤務を終えて帰った
- 「今日はもういない」だけで、辞めたわけではない
主語に応じて “He” や “She”、“I”、“They” などに置き換えて使えます。たとえば、女性なら 「She has already left for the day.」、自分自身なら 「I have already left for the day.」 となります。
電話対応で使える英会話例

This is Kevin from ABC company.
Can I talk to Kenji of the trade department, please?
ABC社のケビンです。
貿易部のケンジさんとお話しできますか?

I’m afraid he’s already left for the day.
May I take a message?
申し訳ありませんが、本日すでに退社しております。
ご伝言を承りましょうか?

Thank you.
Please tell him that I called.
ありがとうございます。
私から電話があったとお伝えください。

Sure, I will.
承知しました。
そのように伝えます。
退社を伝える英語フレーズ一覧
英語表現 | 意味 | 使用シーン・ニュアンス |
---|---|---|
He has already left for the day. | 退社した | 基本表現でも取り上げましたが、電話対応で最も一般的 |
He has gone for the day. | 退社した(ややカジュアル) | 同僚同士の会話など |
He has already left the office. | 事務所を出た | 「場所」に焦点 |
He has already gone home. | 帰宅した | 家にいることを強調 |
He is done for the day. | 業務終了 | カジュアル・社内向け |
上記の英語表現はすべて省略なしの形(例:He has…)で記載しています。実際の会話や電話対応では、「He’s…」のように省略形を使ってもまったく問題ありません。たとえば 「He has already left for the day.」は 「He’s already left for the day.」 と言えば、より口語的で自然な響きになります。
退社と退職の英語表現の違い
「退社」と「退職」は、英語ではしっかり区別されます。退職を伝える表現を退社の場面で使うと、相手に誤解されてしまうことがあるので、使い分けに注意しておくと安心です。
退職を伝える英語フレーズ一覧
He has already left the company. | 退職した | 基本的な表現 |
He is no longer with the company. | 在籍していない | やや遠回しで丁寧 |
He is no longer with us. | 在籍していない | 少し柔らかい・親しみのある表現。 |
He has moved on from our company. | 会社から離れた | 「退職=次のステップに進んだ」という印象を与える柔らかく前向きなニュアンス |
実際の会話や電話対応では、「He’s…」 のように省略形を使ってもまったく問題ありません。
たとえば 「He has already left the company.」 は 「He’s already left the company.」と言えば、より口語的で自然な響きになります。ただし、この表現は「退職した」ことを意味するため、「退社(=本日帰宅)」の場面では使わないよう注意してくださいね。
まとめ
「本日は退社しました」は英語で 「He has already left for the day.」 がよく使われます。これは「今日の勤務を終えて帰宅した」という意味で、「退職した(left the company)」とは異なります。状況に合った表現を選べるようにしておくと安心ですね。