懸念を英語で自然に伝える|「concern」を含むビジネス表現を強さ別に整理【例文つき】

「concern / 懸念・心配」のイメージ No.2 ビジネス英語

納期の遅れや契約条件への不安など、ビジネスの現場では「懸念」を英語で伝える場面が頻繁にあります。つい concern ばかり使ってしまいがち ですが、実は懸念の “強さ” や “種類” によって適切な表現は変わります。

本記事では、ビジネスでよく使われる懸念表現を 強さ別に整理 し、それぞれに自然に続く about / about whether / that の使い方 もわかりやすくまとめました。

「どの表現が丁寧で、どれがカジュアルなのか」
「取引先に使っても問題ないのか」
「感情的に聞こえない言い方はどれか」

こうした実務でよくある疑問に答えながら、すぐに使える例文 とともに解説します。最後には 「表現 × 前置詞・接続詞の相性」一覧表 も用意しているので、迷ったときの確認にも便利です。

concern の基本を確認したい方はこちら:

スポンサーリンク

強い懸念(深刻な不安や切迫):(be anxious / be deeply concerned)

be deeply concerned about / about whether / that

ビジネスで最も自然に使える「強い懸念」を表す表現。concerneddeeply を加えることで、冷静ながらも深刻度の高い懸念を丁寧に伝えられる。

例文
  • We’re deeply concerned about their ability to meet the delivery deadline.
    彼らが期限内に対応できるかどうか、強く懸念しています。
  • We’re deeply concerned about whether they can meet the delivery deadline.
    彼らが納期を守れるかどうか、強く懸念しています。
  • We’re deeply concerned that a potential delay might cause serious issues.
    遅延が重大な問題を引き起こすかもしれないことを懸念しています。

be anxious about / about whether

同じく強い懸念を表すが、感情的な不安・落ち着かない気持ちが前面に出る表現。ビジネスで使えないわけではないものの、やや個人的・感情寄りに聞こえるため、冷静なトーンを保ちたい場面では “deeply concerned” の方が適切

例文
  • We’re anxious about meeting the deadline because of the customs clearance delay.
    通関の遅れにより、納期に間に合うか非常に不安です。
  • We’re anxious about whether we can meet the delivery deadline.
    納期に間に合うかどうか、不安に感じています。

中程度の懸念(一般的・冷静な心配):(be concerned / have concerns)

be concerned about /about whether /that

状況や事実に対して冷静に懸念を示す、最も一般的でビジネス向きの表現。相手を責める印象を与えず、丁寧に問題意識を共有できるため、取引先とのやり取りでも非常に使いやすい。

例文
  • We’re concerned about the inconsistent product quality.
    製品品質が一貫していないことを懸念しています。
  • We’re concerned about whether the product quality will be consistent.
    製品品質が一貫するかどうか、懸念しています。
  • We’re concerned that the product quality is inconsistent.
    製品品質が一貫していないことを懸念しています。

have concerns about / about whether /that

契約条件や提案内容など「論点」に対する懸念を名詞で示す、やや形式的な表現。メールや文書で特に自然で、複数の懸念点がある場合にも使いやすい。

例文
  • I have some concerns about the terms of the new agreement.
    新しい契約条件について懸念があります。
  • I have some concerns about whether the terms of the new agreement are fair to us.
    新しい契約条件が私たちにとって公平かどうかについて、いくつか懸念があります。
  • I have some concerns that the terms of the new agreement are not favorable for us.
    新しい契約条件が私たちに不利なのではないかと懸念しています。

弱めの懸念(軽い心配・不快感):(be worried / be uneasy / feel uncomfortable)

be worried about /about whether /that

軽い心配を表す最も一般的な表現。ただし やや感情的でカジュアル寄りのため、社内のやり取りや気軽なコミュニケーションで使われることが多い。取引先に対して使う場合は、丁寧さを保つために be concerned の方が無難な場面もある。

例文
  • I’m a bit worried about the shipping delay.
    出荷プロセス全体の遅れが少し気になっています。
  • I’m a bit worried about whether the shipping delay will affect the delivery.
    出荷プロセス全体の遅れが納品に影響するのではないかと、少し心配しています。
  • I’m a bit worried that our shipment might be delayed.
    出荷 (品)が遅れるかもしれないことを少し心配しています。

be uneasy about / about whether

明確な理由はないが、「何となく引っかかる」「しっくりこない」といった漠然とした不安を表す。やや口語的で、社内やチーム内での共有に向いている。取引先に対して使うと、理由が曖昧な印象を与えることがあるため、慎重に使いたい。

that 節は通常使われない。

例文
  • I’m uneasy about the lack of communication from the client.
    クライアントからの連絡がないことに不安を感じています。
  • I’m uneasy about whether the lack of communication from the supplier might cause some issues.
    サプライヤーから連絡がないことが問題を引き起こすかもしれないことに不安を感じています。

feel uncomfortable about

不快感・違和感・戸惑いなど、軽い抵抗感を示す表現。こちらも 社内向けのニュアンスが強く、取引先に使うとやや個人的な感情が前に出る。通常は about + 名詞/動名詞 の形で使う。

例文
  • I feel uncomfortable about sharing the internal report.
    社内レポートを共有するのは少し気が進みません。

「feel uncomfortable」 は通常 「about + 名詞/動名詞」(例:about sharing the internal report)で使うのが自然です。「about whether…」 も文法的には可能ですが、あまり一般的ではありません。

判断の迷い(懸念というより不確かさ):(be unsure)

be unsure about / whether

「懸念」というより、判断に迷っている・確信が持てないといった“中立的な不確かさ”を表す表現。
感情的ではなく、事実ベースで判断を保留している状態を示すため、ビジネスでも非常に使いやすい。

特に取引先とのやり取りでは、「不安」ではなく 「まだ判断材料が揃っていない」 というニュアンスを丁寧に伝えたいときに便利。

be unsure whether の方がより自然で、ビジネスメールでもよく使われる。
be not sure about / whether もほぼ同じ意味で使えるが、ややカジュアル寄りのため、取引先向けには unsure の方がより丁寧。

例文
  • I’m unsure about the timeline for delivery.
    納期のスケジュールについて確信が持てません。
  • I’m unsure whether I should proceed with the revised pricing.
    改定後の価格で進めるべきか、判断に迷っています。

「be unsure about whether」より「be unsure whether」の方が自然でよく使われます。

懸念表現 × about / whether / that の相性一覧

以下の表では、各表現に自然に続く about + 名詞 / about + whether / that の相性をまとめています。迷ったときに「どの形が自然か」をすぐ確認できる一覧です。

表現about + 名詞about + whetherthat
be deeply concerned○ (自然)○ (自然)○ (自然)
be anxious○ (自然)○ (自然)× (不自然)
be concerned○ (自然)○ (自然)○ (自然)
have concerns○ (自然)○ (自然)○ (自然)
be worried○ (自然)○ (自然)○ (自然)
be uneasy○ (自然)○ (自然)× (不自然)
feel uncomfortable○ (自然)× (不自然)× (不自然)
be unsure○ (自然)△(「unsure whether」 の方が自然)× (不自然)

※△は「意味は通じるが一般的ではない」「より自然な別の表現がある」ことを示します。

まとめ

懸念の強さに合わせて表現を少し変えるだけで、気持ちがぐっと伝わりやすくなります。どの表現もビジネスで自然に使えるので、まずは使いやすいところから試してみてください。日々のやり取りの中で少しでも役立てば嬉しいです。

あわせて読みたい記事:
concern の使い方を基礎から知りたい方はこちら

タイトルとURLをコピーしました